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njs2011

Author:njs2011
赤道直下のケニア,ナイロビにある日本人学校です。昨年,開校45年目を迎えました。小さいけれども,とってもパワフルな学校。ケニア日本人会をはじめ,たくさんの人たちの心のよりどころになっています。

ナイロビ日本人学校ウェブサイト
http://www.2018njs.com/

お問い合わせ
njs.main@gmail.com
njsyotei@gmail.com
+254-20-2513321
P.O.Box948 Karen00502, Nairobi, Kenya

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世界の諸問題と自分たちの生活のつながりを学ぶ(中3公民)

~パーム油をめぐる「地球にやさしい」の裏側~
 
 中3の公民では、地球的な諸課題を解決する取り組みを学習しています。普段意識していませんが、わたしたちの生活は地球の様々な問題と結びついています。その事例としてパーム油を通しての生活と世界のつながりを学びました。
 パーム油は、植物性油脂として様々な製品に使われています。例えば、ポテトチップやインスタントラーメン、チョコレートなどの食料品、植物性と謳われている洗剤などです。「植物性」のイメージを子どもたちに問いかけたところ、「食品はヘルシーで健康にいい。洗剤は地球にやさしい。」などの意見があがりました。とてもいいイメージで活用されていますね。
 さて、それでは生産国に目を向けてみましょう。このパーム油、実はその多くがマレーシアなど東南アジア諸国から来ています。日本では「地球にやさしい」というイメージで使われている製品が多いですが、実はパームやしを栽培するプランテーション開発のために大規模に熱帯雨林が伐採され、生産国の環境破壊につながっていることが指摘されています。それだけでなく、森で暮らす先住民族の生活環境の破壊、劣悪な労働環境の労働問題、児童労働…付随して様々な問題が起こっています。つまり、自分たちの生活と地球的な諸問題が密接につながりあっているのです。問題を知った子どもたちからは、「自分たちにもできることがあるはず。」「まずは、問題や現状を知ることが大切だ」などの意見があがりました。学習の最後には、「個人でできること」「国や企業のレベルでできること」「世界レベルでできること」と、解決方法も考えてみました。
 パーム油はあくまで一例です。ほかにも自分の身の回りにある製品を通して世界中の問題とつながっている事例はたくさんあります。問題の構造を少し知ることで自分の生活のあり方や自分に何ができるか考えられるようになって欲しいです。

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